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zoom RSS 映画『オデッセイ』と原作『火星の人』

<<   作成日時 : 2016/03/15 20:43   >>

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映画『オデッセイ』が公開される頃、どこからともなく「この邦題は……」という声が聞こえてきました。
「もうちょっとどうんかならなかったのか」というんですね。
これは結構頻発する「映画の邦題が原題も原作もさっぱり判らない」というものなんですが、これはねー配給会社に考えてもらいたいのは山々なれど仕方ないのかなーとも思うわけです。
何かお客さんに「観てみようかな?」と思わせるようなインパクトが欲しいのでしょうしね。

『オデッセイ』と聞けば『2001年宇宙の旅』を思い出してしまう年寄りはちょっと混乱するんです。
『2001年宇宙の旅』の原題が『2001: A Space Odyssey』で、これはこれでものすごく考えて邦題付けたんだろうなぁということもありつつ、火星の話の新しい作品の邦題が『オデッセイ』かー、そうかー、なめんなよー、みたいになっていくんですね。(実際に我が家ではそういう流れで「うへぇ」となりました。)
『オデッセイ』(リドリー・スコット監督)と『2001年宇宙の旅』(スタンリー・キューブリック監督)はそもそも監督が違うので混同するなという話ではありますが、字面や音に引っ張られて出てきちゃうものがあるのですよ。

邦題もそんな感じなのですが封切りで観た人の感想などがちらほら流れてくると「火星ダッシュ村」とか言うのでなんだかそわそわしてきます。
観たい。
けど予定が立たない。
ということで、まずは原作を読んでみましょうと考えて原作をぽちー。
文庫版を購入したら上下巻の下巻から届きました。
下巻から読み始めるわけにもいかないので「あとがき」を覗いてみると、元々はネットにアップした作品が人気が出てKindleで販売されるようになって、それも売れたから紙の出版社が出版したいといい、さらに映画化権も売れてしまったということらしいんですね。
で、日本語の翻訳版のタイトルが『火星の人』。
あ、書いていませんでしたけれど、
原題は小説も映画も『The Martian』です。
直訳すると「火星人」なので、これはこれで悩んだだろうなぁと勝手に思うのですが。
小説のタイトルが『火星人』だとなんかあんまり売れそうな気がしないのは確かです。
読んでみればこのタイトルは深い意味を持っていることが判りますが、新刊本のタイトルが『火星人』はやっぱり無いかなと。

そんなこんなを推測して遊んでいたら上巻が届いたので小躍りしながら読み始めました。
読みやすい。
とても読みやすい。
気持ちのいい日本語が並んでいます。(まずそこ大事)
肝心の内容ですが、これが途中で置けないくらいに面白い。
地味なんですよ。
お話しとしては地味に進んでいくのです。
(あ、ここで思い出した。地味さは『太平洋ひとりぼっち』に近い。)(古いw)
地味なんだけどもうどんどん読んじゃう。

どんどん読んじゃって、さて、映画が観たい。
そう思っていたら家人が週末に休業日が入って連休になるというので「映画!映画!観たい!観たい!」と踊ってみたら「じゃー行こうかー」と渋々付き合ってくれることに。
いや家人も興味はあったのですよ?
『ブレードランナー』のリドリー・スコット監督の新作が火星のお話ってどんなだろう、という興味が。

映画も地味でした。
「火星ダッシュ村」というけどダッシュ村要素は少ないし、まずあれでは作物を作れる土は出来ません。
尺の問題もあるし、それこそ農作業をこと細かに追いかけたって仕方ないとは思います。
でも、地味だし端折ってるところもあるけれど作品としては面白かったです。
あ、ラストのほうはアメリカ仕様ということで。

先に映画を観た人は原作がもっちりしていると言っていました。
映画のスピード感のほうが好きだということでした。
私は原作を先に読んだのでやっぱり原作のほうが面白いなと思います。


後日、家人が職場で後輩と雑談しているときに『オデッセイ』の話題が出たそうです。
家人「映画、観たよ」
後輩「先輩、さすが早いですねー」
家人「いや、『ブレードランナー』のリドリー・スコット監督の作品だし期待して観たんだよ」
後輩「電気ウナギですね!」
家人「アンドロ羊、な」




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